HENNGEは7月15日、標的型攻撃メールへの訓練サービス「HENNGE Tadrill」において、Model Context Protocol(MCP)サーバーの提供を開始したことを発表した。これにより、ClaudeをはじめとするMCP対応のAIエージェントやAIアシスタントから、訓練結果や報告メールを直接取得・分析できるという。

MCPは、米Anthropic社が策定してオープンソース化した、AIと外部システムを接続するための標準プロトコル。2024年末の公開以来、Atlassian、Salesforce、Slackなど主要なSaaSが相次いで対応を進めており、「AIエージェントとの接続口」としての業界標準となりつつある。

TadrillがMCPに対応したことで、情報システムなどの担当者が所望のレポートを手元で容易に生成できるようになる。これは、従業員や役員への標的型攻撃メールに対する訓練結果の確認や、レポート作成の効率を向上させたいという声に応えたもの。

従来は、レポート作成のためダッシュボードと資料作成ツールの両画面を行き来して、表計算ツールに関数を入力したり社内報告資料を書き起こしたりなどの手動操作が必要だった。

■Tadrill MCPで可能になること

Tadrill MCPのサーバーにより、定期報告の準備や傾向分析がAIアシスタントと対話しながら可能に。例えば「今月の訓練結果を部門別に比較して」「先週報告されたメールを要約しレポート形式にまとめて」といった問いかけで、AIアシスタントがデータを取得して回答を生成する。

また、部署・役職・タグごとの訓練やeラーニングの結果推移、それらに基づいた高リスクユーザーの抽出、報告された不審メールのトレンド分析など、高度な処理や分析が可能。

Tadrill MCPから取得できる主な情報は以下のとおり。

・訓練結果:開封率・クリック率・報告率などの実施データ

・報告メール:従業員が不審メールとして報告した内容の一覧・詳細

・eラーニング結果:受講完了・合格ユーザー数などの実施データ

・ユーザーデータ:メールアドレス・部署・役職などのデータ

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