チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2月28日、偽装URLを使ったフィッシング詐欺の新たな手口が拡大していることを報告した。その概要は以下のとおり。

チェック・ポイントのリサーチャーは、URL情報を悪用してフィッシングリンクを難読化する新たな詐欺を発見し、その手法を使用したフィッシングメールが20万通存在することを確認した。この詐欺は1月21日に初めて確認され、1日の脅威量は減少してきているものの、攻撃は現在も続いている。

サイバー犯罪者は、偽の請求書、チケット、支払い領収書、更新やアカウント有効化の通知といった一般的なフィッシングメールに、高度なURL改ざんテクニックを仕込んでいる。

彼らの主な手口は、ウェブアドレスの「ユーザー情報」部分、つまり「http://」と「@」記号の間の部分(例:https://username:password@example.com)を悪用するというもの。

ほとんどのウェブサイトはこのフィールドを重要視しないため、攻撃者は「@」記号の前に誤解を招く情報を挿入することで、悪意のあるリンクを偽装することができる。さらに攻撃者は、偽装をさらに強化するために、以下のような複数の手法を組み合わせて、より巧妙な偽装を行う。

・複数の文字を含むエンコード

・一見正当に見えるリダイレクトを経由させる

・「@」記号の直後に悪意のあるURLを配置

・被害者のメールアドレスをエンコードし、偽のログインフォームに自動入力させる

最終的なペイロードでは、綿密に細工されたMicrosoft 365のフィッシングページが表示される。このページにはCAPTCHA認証が組み込まれており、ユーザーのセキュリティ機能への信頼を逆手に取ったソーシャルエンジニアリングが可能になる。

この技術的な偽装と心理的操作との巧妙な相互作用は、従来のURL検査トレーニングが、現代のフィッシングキャンペーンに対してますます不十分になってきている理由を示している。

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