Arcserve Japanは3月18日、全国の情報システム担当者および経営層を対象に実施した「ランサムウェア攻撃に関する意識と実態調査」(有効回答数:500名)の結果を公開した。その概要は以下のとおり。

・過去2年以内に「ランサムウェア攻撃を受けた」または「怪しい挙動を経験した」企業は29%

・ランサムウェア被害に遭った企業のうちバックアップデータまで暗号化されていた企業は89%

・被害企業の32%が復旧までに1週間以上を要したと回答

・被害企業の47%が復旧費用に1000万円以上要したと回答

・現在のバックアップ/復旧体制の課題トップは「ランサムウェア対策不足」で35%

・ランサムウェア対策として、60%が「書き換え不可能な(イミュータブルな)バックアップ」の重要性を認識するも、実際の導入は10%

●ランサムウェア被害とバックアップデータの暗号化

過去2年以内に実際にランサムウェア攻撃を受けた企業は7%と少数だったものの、22%で疑わしい挙動が見られ、なんらかの影響を受けた可能性がある。また、被害企業の89%でバックアップデータまで暗号化され、多くのケースでバックアップデータが狙われる傾向が明らかになった。

●復旧までの時間:理想と現実

半数を超える53%の企業が復旧までの理想的な時間を「数時間以内」としているのに対し、実際に数時間以内に復旧できた企業は22%にとどまり、32%が1週間以上を要している。

●復旧コスト

被害企業の半数近く(47%)で復旧に1000万円以上の費用がかかっています。

●バックアップ/復旧体制への課題

35%が「ランサムウェア対策不足」を課題に挙げている。次いで「復旧に時間がかかる」「運用負荷が高い」(いずれも31%)といった運用面での課題が挙げられていた。

●ランサムウェア対策への期待

現在のバックアップデータ保存先は、クラウドストレージ(51%)、オンプレミス(NAS/共有フォルダー等)(38%)、外部メディア(テープ/RDX等)(27%)が主流。一方、攻撃者がデータを書き換えられないようにする「イミュータブル(書き換え不可能)なバックアップストレージ」については、現時点での保存先としての利用は10%にとどまっているが、全体の60%が重要だと回答しており、ランサムウェア対策の選択肢の一つとして、その有効性に高い期待が寄せられている。

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