Keeper Securityは10月30日、新たなインサイトレポート「アイデンティティ、AI、ゼロトラスト:Infosecurity Europe、Black Hat USA、it-saからのサイバーセキュリティの視点」を発表した。
このレポートは、ロンドンで開催されたInfosecurity Europe、ラスベガスのBlack Hat USA、ニュルンベルクのit-saという、世界有数のサイバーセキュリティカンファレンスに参加した専門家373名からの回答を基に作成されている。
米国、英国、ドイツの見解を中心とする調査結果で、現場で活動するセキュリティ実務者たちの率直な見解を通じて、急速に複雑化する脅威環境の中で各国の組織がどのように対応しているかを明らかにしている。レポートの概要は以下のとおり。
米国、英国、ドイツの回答者はいずれも、AIがサイバーセキュリティの「攻防両面」において従来の常識を塗り替えつつあると認識している。AIを活用した攻撃に「十分対応できている」と回答した割合は、英国で12%、米国で16%にとどまった。ドイツでは28%とやや高い結果となったものの、多くの回答者が「まだ発展途上」と認めている。
また、ゼロトラストは現代の防御戦略において不可欠と認識されている一方で、実装状況には地域差が見られる。Infosecurity Europeでは18%、Black Hat USAでは27%、it-saでは44%の回答者が「完全に実装済み」と答え、進展は見られるものの、依然として導入にはばらつきがある。
さらに、アイデンティティを狙う攻撃が依然として最大の懸念事項で、英国では回答者の半数が「フィッシング」を最大の脅威とし、42%が「ディープフェイク」を挙げている。
米国でも45%がフィッシング、41%がディープフェイクを懸念。ドイツでは61%がディープフェイクを「最も深刻なアイデンティティ脅威」と回答し、警戒感の高さが際立った。
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