NordVPNは5月28日、脅威インテリジェンスプラットフォームNordStellarと共同で実施した、データ侵害と「インフォスティーラー(情報窃取型マルウェア)」の動向比較調査の結果を発表した。その概要は以下のとおり。

企業や組織のデータベースを標的としたデータ侵害の件数は2024年から2025年にかけて36%減少した一方、感染端末から認証情報を密かに収集する「インフォスティーラー(情報窃取型マルウェア)」の感染ログ数は、同期間に35%増加した。

流出パスワード数ではインフォスティーラー経由がデータ侵害経由の18倍以上に達しており、サイバー攻撃の主戦場が企業サーバーから個人デバイスへと移行しつつある。

■インフォスティーラーが増加する背景

インフォスティーラーの感染ログが大幅に増加していることは、攻撃者が標的と手法を変えたことを示している。この背景には、攻撃者の「費用対効果」重視への転換がある。

インフォスティーラーで盗んだ認証情報を使えば、はるかに低コストで同等以上の情報を入手できる。企業側のセキュリティ対策が強化されるほど、攻撃者にとっては個人デバイスを経由した侵入の方が「割に合う」手段となっている。

■インフォスティーラーから身を守るために今すぐできる3つの対策

1.ブラウザーにパスワードを保存しない

便利な機能だが、インフォスティーラーが最初に狙う場所の一つ。専用のパスワードマネージャーへ移し、ブラウザの自動保存はオフにする。

2.主要アカウントで多要素認証(2FA)を有効にする

パスワードが盗まれても、二要素認証が設定されていれば不正ログインを防ぐ追加の壁になる。

3.非公式サイトからのダウンロードを避け、OS・アプリ・マルウェア対策を最新に保つ

海賊版ソフトや出所不明な無料ツールには、インフォスティーラーが仕込まれていることがある。公式サイトや正規ストアから入手し、端末を最新の状態に保つことが重要。

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