小樽出張の翌朝は朝市で朝食をとり、その後、札幌へと向かった。空港に向かう前には、現地に住む知り合いご夫婦にご歓待いただき、居酒屋でお馴染みの干物の魚を、東京では滅多に味わえない産地・北海道ならではの刺身でいただいた。

北海道ならではの魚介類を堪能

 小樽には有名な朝市がいくつかある。ホテルから歩いていけるところにある朝市はいかにも観光客向けで値段も高かったので、別の朝市に行くことにした。ただ、ちょっと遠い。歩いて行けないこともなかったが、ワンメーターの距離だったのでタクシーに乗って行った。

 いくらワンメーターの料金とはいえ、それならホテル近くの朝市で食べてもかかる費用はそんなに変わらないことに、その時は気づかなかった。むしろ時間がかからないだけ効率がいい。我ながらアホとしかいいようがない。とはいえ、「地元の人がよく行く穴場的な市場」とネットで紹介されていただけあって、ちゃんとした市場で、ホテル近くの観光客向け市場よりは市場っぽくてよかった。

 そこで食べたのは、当然のことながら海鮮丼である。

 ご飯の上いっぱいに敷き詰められたイクラの上にホタテとウニが乗せられた丼だが、それに加えてナマコも乗っかっている。これで2000円(当時)。東京で食べたらこんな値段では済まないだろうが、朝から豪勢な食事である。

 食べ終えると、そこから小樽運河沿いに歩いて、観光客向けの店が並ぶ堺町通りをぶらついた。朝市では観光客向けの市場を避けたのに、我ながら矛盾しているとつくづく思う。

 そこから近くにある南小樽駅まで行って電車に乗り、札幌へと向かった。札幌では夕方に知り合いの夫婦にご馳走してもらうことになっていた。それまでまだ時間があったので、札幌ラーメンを食べ、市電を乗り継いで藻岩山(もいわやま)ロープウェイで山頂に行ったり、札幌市時計台に行ったりと、観光客っぽいことをした。

藻岩山(標高531m)山頂からの札幌の眺め。この日は天気が悪く、小雨模様だったのが残念
時計台は牧場のようなところにあると勘違いしていて、街中にあったのを見てちょっと興醒め

 そして夕方、知り合い夫婦と待ち合わせて、札幌の中心地にある居酒屋で食べたのがこちら。

 ご覧のとおり、毛ガニ一杯とホッケの干物、そしてホッケの刺身である。ホッケの干物は居酒屋料理でお馴染みだが、刺身で食べるのは初めて。さすがホッケの産地、北海道である。

 なぜ普通は刺身で食べないのかネットで調べたところ、ホッケはアニサキスなどの寄生虫の心配があり、旬(5~7月、11月頃)にホッケを水揚げするところであれば、刺身として食べられるとか。つまり、ホッケの刺身は産地である北海道ならではということらしい。この時は5月下旬だったので、うまい具合に旬の時期にあたっていた。

 ちなみに、国産ホッケの約9割は北海道で水揚げされており、その多くは北海道内で消費されているのだとか。そのため、東京など北海道以外の居酒屋で出てくるのは、ほとんどがロシア産かアラスカ産の輸入物なのだという。

 今回が初めての北海道。小樽と札幌で、北海道ならではの魚介類を堪能することができた。北海道にはほかにも美味しそうな食べ物が数多くあるので、出張が楽しみである。

佐久間賢三

今年も旧正月をマレーシアのイポーで過ごす。来年も行くつもりでいたが、調べたら来年の旧正月は2月17日。月の半ばは出張が入ることが多く、無理やりにでも行こうかどうか、今から悩んでいるところ。