チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの脅威インテリジェンス部門であるチェック・ポイント・リサーチ(CPR)は1月23日、2024年12月の最新版Global Threat Index(世界脅威インデックス)を発表した。その概要は以下のとおり。

■国内で活発な上位のマルウェアファミリー

2024年12月に最も流行したマルウェアはFakeUpdatesで、国内企業の2.56%に影響を与え、約4か月ぶりに首位に。2位は前月に続いてRemcosで、Lamerが1.42%で3位に浮上した。

■2024年12月に活発だった上位のマルウェアファミリー

12月に最も流行したマルウェアはFakeUpdatesで、全世界の組織の5%に影響を及ぼした。続くAgentTeslaとAndroxgh0stはともに3%。これらのマルウェアの亜種は、認証情報の窃取からクロスプラットフォームのボットネットの悪用まで、様々な戦術を用いている。

■モバイルマルウェアのトップ

2024年12月に最も流行したモバイルマルウェアのランキングでは、リモートアクセスとランサムウェアの機能で知られるAnubisが首位に。続く2位はトロイの木馬ドロッパーのNecroで、3位にバンキングの情報を狙うマルウェアHydraがランクインした。

■世界的に最も攻撃されている業種、業界

2024年12月、世界的に最も攻撃されている業界は「教育・研究」で、5カ月連続でトップにランクイン。2位は「通信」、3位は「政府・軍関係」。こうした傾向は、相互接続されたシステムや機密データに大きく依存する業界における、継続的な脆弱性を浮き彫りにしている。

■最も活発なランサムウェアグループ

ランサムウェアグループが運営するリークサイト(Shame Sites)のデータによると、2024年12月に最も活発だったランサムウェアグループはFunkSecで、リークサイトで公表された攻撃のうち14%に関与していた。RansomHubとLeakeDataはいずれも全体の9%を占めた。

■結論

2024年12月のサイバー脅威の情勢は、サイバー犯罪者の戦術が急速に進化していることを浮き彫りにしている。特にFunkSecの台頭は、ランサムウェアにおけるAI駆動型のオペレーションの採用が増加していることを示している。FunkSecの手法は物議を醸しており、信頼性に疑問が持たれているものの、その活動から新興グループであっても重大な脅威となり得ることが明らかとなった。

また、FakeUpdatesやAgentTeslaといった従来型マルウェアが依然として猛威を振るっており、スマートフォンを標的とした攻撃も続いている。さらに、重要産業におけるセキュリティの脆弱性も新たに発見されており、より強固な予防的セキュリティ対策の構築が急務となっている。

組織は、これらの脅威に対抗するために、高度なテクノロジーやリアルタイムの脅威インテリジェンス、包括的な防御戦略を活用し、迅速に適応していく必要がある。2025年に向けて、リスクを軽減し、デジタルの安全な未来を確保するためには、最新のトレンドを把握し続けることが不可欠となる。

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