タレスは8月1日、2024年度版「クラウドセキュリティ調査」の日本語版を発表した。これは、18か国37業界の約3000人のIT・セキュリティ専門家を対象とした調査に基づく、最新のクラウドセキュリティの脅威、トレンド、新たなリスクに関する年次レポートとなっている。その概要は以下のとおり。

クラウドリソースがサイバー攻撃の最大の標的となっている。SaaSアプリケーション(世界:39%、日本:36%)、クラウドストレージ(世界:39%、日本:35%)、クラウド管理インフラ(世界:33%、日本:40%)が、主要な攻撃対象として挙げられている。その結果、クラウド環境の保護が他のすべてのセキュリティ分野を上回り、セキュリティにおける最優先事項となっている。

世界で44%の組織(日本:38%)がクラウドデータの侵害を経験しており、14%(日本:14%)は過去12か月間にこれを経験している。主な原因として、世界では「人為的ミス・設定ミス」(31%)が依然として最も多く、これに次いで「既知の脆弱性の悪用」(28%)、「ゼロデイ/新型/未知の脆弱性の悪用」(24%)、「多要素認証の不使用」(17%)が続いている。日本企業では「既知の脆弱性の悪用」(31%)、「ゼロデイ・未知の脆弱性の悪用」(30%)、「人為的ミス・設定ミス」(28%)の順だった。

世界では66%以上の企業(日本:63%)が25以上のSaaSアプリケーションを利用し、企業データの約半数(47%、日本:46%)が機密情報となっている。クラウド上の機密情報に対するリスクが高まる一方で、クラウド上の機密情報の80%以上を暗号化している企業は10%未満(世界:7%、日本:6%)にとどまっている。

関連リンク

タレス