アカマイは4月13日、AIボットがデジタル出版エコシステムにどのような変化をもたらしているかを調査したレポート「出版業界を保護:AIボット時代を乗り切る」を公開した。その概要は以下のとおり。

AIボットのアクティビティが2025年に300%増加したことに加え、出版社を含むメディア業界がAIボットトラフィックの発生件数の13%を占め、グローバルで二番目に多い業界だった。

非常に多くのAIボットが出版関連企業を標的としており、その数はAIボットアクティビティの40%を占める。この業界が際立って狙われている事実は、コンテンツの豊富なWebサイトが自動スクレイピングの主要な標的となっていることを示している。

企業は大規模言語モデル(LLM)用のデータ収集や、AIを活用した検索ツールを強化するために、AIボットの導入を進めている。AIトレーニング用のクローラーが最も多くの自動トラフィックを生成する一方で、AIフェッチャー(ユーザーのクエリーに応答するためにコンテンツをリアルタイムで取得するボット)はより差し迫った脅威となる。これらのツールはAIアシスタントを通じて直接回答を提供するため、ユーザーがオリジナルのコンテンツ制作者のWebサイトを訪問する必要性が低下する。

こうした変化はすでに出版業界の収益に影響を与えており、2024年第4四半期では、AIチャットボットによって、参照元への流入トラフィックが従来のGoogle検索に比べて約96%少なくなった結果、読者数や収益の重要なソースが激減していた。

関連リンク

アカマイ