Genは7月22日、2025年第1四半期(2025年1月~3月)の「脅威レポート」を発表した。その概要は以下のとおり。

●世界的なリスク比率は高水準を維持。世界各国で大きなばらつきが

最も高い脅威比率を持つ国は、アジアと東欧の一部地域に集中していた。中国がリスク比率48.60%で首位を占め、次いでジョージア(44.51%)とベトナム(39.06%)が続いた。一方、スカンジナビア諸国(フィンランド(19.36%)、スウェーデン(22.14%)、ノルウェー(23.96%))は、継続的なサイバーセキュリティ対策の成果として、他地域と比べてリスク比率が抑えられていた。日本(16.12%)、ドイツ(20.11%)、フランス(24.93%)などの主要経済国もリスク比率は低い結果となっている。

●日本におけるテクニカルサポート詐欺は前年比43.91%増

これは、ウイルス感染やセキュリティリスクを装った偽の警告表示を通じて、ユーザーに不要なサポート契約や遠隔操作を促す詐欺手口。特に高齢者やITに不慣れなユーザーが標的となる傾向がある。この手法による攻撃のブロック件数は、前年同期比で43.91%の増加を記録しており、今後もさらなる注意喚起が求められる。

●日本における脅威の傾向

昨年同時期と比較した四半期レポートによると、全体的なリスク比率やブロックされた悪質なURLの数は減少傾向。一方で、ブロックされた不正ファイルの数は増加しており、依然として注意が必要な状況が続いている。また、デスクトップ端末においては、一年を通じてマルバタイジングの比率が最も高く、一般的な詐欺のほうが今四半期は多かった。一方でモバイル端末ではマルウェア詐欺の割合が約44%増加した。

●日本とグローバルの結果比較

ブロックした攻撃やURL、ファイルについてはグローバルと同水準の傾向にあるが、全体的なリスク比率はグローバルに比べ日本は低かった。個人情報保護に関しても、グローバル的には通知件数ならびにその対象ユーザーが前四半期と比較して増加が見られたものの、日本は減少傾向にあった。

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