今回の出張地元メシは北海道小樽市。小樽運河の夜景を堪能したあとは、ビアホールと屋台街をハシゴしてきた。
トワイライトクルーズのあとはビールタイム
この日は朝イチの便で羽田空港から新千歳空港へ。そこから空港バスで札幌市南部に向かい、朝9時半のアポをこなす。用事が終わったら、再び札幌方面行きのバスに乗り、地下鉄とJRを乗り継いで午後2時からの小樽でのアポへ。
すべて終わったのが午後4時。バタバタした一日だったが、ここからは明日の夜のフライトまでフリータイム! せっかくなら小樽観光を楽しまなくては。ホテルにチェックインすると、歩いて小樽運河へ。ちょうど夕暮れ時だったので、クルーズ船に乗ってトワイライトタイムの運河&港の夜景を満喫した。


船を降りると、運河沿いにあるビアホールへ直行。ご当地ビールを醸造している店で、醸造設備の見学もできる。ビール好きとしてここは外せない。
スタッフさんの説明を聞きながら、仕込み釜や発酵タンクを見せてもらい、麦汁を試飲。ビールができるまでの工程をしっかり学んだあとは、いよいよお楽しみの乾杯タイムだ。

ここはドイツ系のビールを醸造する店ということで、頼んだのは、ピルスナーと茹でたバイスブルスト(白ソーセージ)。バイスブルストはドイツ南部・バイエルン地方のソーセージで、作ってから時間がたつと味が落ちるため、現地では午前中に食べるものだとか。


とはいえ、ここは日本。そんな細かいことは気にしていられない。外側の薄皮を剥いて、中の肉の部分だけいただく。日本のソーセージよりも薄味で、肉の旨味がしっかり味わえる……気がした(おそらく「ドイツのソーセージは日本のものとは違うはず」という先入観のせい)。
屋台村の寿司屋で堪能した本当のウニの味
店を出てホテルに戻る途中、夜道をプラプラ歩いていたら、アーケード商店街にぶつかった。地元周辺にはアーケード商店街がないので、地方でアーケード商店街を見かけると、つい覗いてしまう(とはいえ、寂れてシャッター街になっているところも多いが)。
そこで見つけたのが屋台村。東京ではもうしばらく屋台村を見かけていない(どこかにあるのかもしれないが)。ビアホールでソーセージしか食べていなかったし、入ってみることに。すると、奥に寿司屋の屋台が。普段なら回らない寿司屋など財布が心配で入れないが、屋台ならそこまで高くないはず。ということで、入ってみることにした。

カウンターに座り、寿司5貫セットと日本酒を注文。最後に出てきたウニの握りが驚くほど美味い。これまで食べた中で、間違いなく最高のウニだった。それまでウニは特に好きというわけではなかったが、これなら何貫でもいける……お財布さえ許せば。
大将に話を聞くと、小樽はウニの産地だから新鮮で、身崩れを防ぐためのミョウバンを使っていないとのこと。だから美味いのも当然。しかも、店を訪れたのは5月下旬で、ちょうど漁が解禁されたばかりとか。旬が終わると出さないらしく、ラッキーだった。
というわけで、ウニだけもう1貫追加。バフンウニとムラサキウニがあり、さっき食べたのはバフンウニだというので、次はムラサキウニにしてみた。バフン(馬糞)とムラサキ(紫)なら、名前がきれいなムラサキウニのほうが美味そうな気がした。
が、食べてみたら……予想に反してバフンウニのほうが圧倒的に美味い。後からネットで調べてみたら、やはりバフンウニのほうが美味くて値段も高いらしい。ひとつ勉強になった。とにかく、ウニは産地で食べるに限るということを実感した。
あのウニの味を知ってしまったら、もう他では食べられない。実際、あれ以来ウニを食べていない。店の大将の人柄もよかった。小樽にまた行く楽しみができた夜だった。
佐久間賢三
今年も旧正月をマレーシアのイポーで過ごす。来年も行くつもりでいたが、調べたら来年の旧正月は2月17日。月の半ばは出張が入ることが多く、無理やりにでも行こうかどうか、今から悩んでいるところ。
