今回の出張地元メシは沖縄県那覇市。国際通りの裏側にある居酒屋で、典型的な沖縄料理を肴に泡盛を飲み、店主や地元のおばちゃんと共に大いに盛り上がった。
あれだけ飲んで食べたお会計は……
県名と同じ名前なのに県庁所在地ではない沖縄市での用事を終え、バスに乗って那覇市に戻った。ホテルに荷をおろすと、一休みして暗くなった頃に国際通りを徘徊した。
初めての沖縄。どこかの店で沖縄料理を肴に一杯やりたかったが、国際通り沿いは観光客向けの店ばかりで入る気になれない。途中にあった市場通りを入って奥に進み、さらに小道を曲がったところに、地元の人向けそうな居酒屋を見つけたので入ってみた。

カウンターとテーブル席がいくつかあるこぢんまりとした店内。客はカウンターの奥におばあちゃんが一人、テーブル席に2組。一人だったのでカウンターに座った。まずは、お通し的なつまみ4点。

この飾り気のなさが地元民向け居酒屋という感じがして良い。ちなみに、沖縄の天ぷらはソースをかけて食べるのだそう。
メニューを見ると、よく知られた沖縄料理が並んでいて、観光客にも嬉しい品揃え。店内にいる客はみんな地元の人っぽいが、裏通りとはいえ国際通りの近くにあるから、観光客も多く来るのだろう。
生ビール2杯を飲んだあとは、沖縄料理の有名どころを頼んで、酒は泡盛のロックに。





そのうちテーブル席の客がいなくなり、店の大将と女性の店員さん、カウンターで飲んだくれていたお婆ちゃん4人で話が盛り上がり、最近の沖縄事情や昔話、沖縄の人たちの今の思いについての話などを聞かせてくれた。その間、大将とっておきの古酒も奥から出して飲ませてくれた。

泡盛を何杯飲んだことか。さすがに酔っ払い、お勘定したら、あれだけ飲んで食って2000円( ゚д゚)。どんなに安く見積もっても4〜5千円のはずで、安過ぎますよと言うと、大将は「いいよいいよ」と笑って手を振る。しかも「売れ残ったやつだから、明日の朝にでも食べて」と、沖縄の混ぜご飯「ジューシー」のおにぎりまで持たせてくれた。
前々回の出張地元メシ編で書いた、岩手県宮古市の居酒屋でも同じようなことがあったばかり(吃貨美味探訪記 No.221(出張地元メシ編その20)「店に入ったら、正月明け最初の客だった──岩手県宮古市・地もの海鮮料理」)。もしかして自分は、居酒屋の大将に好かれるタイプなのだろうか。
一緒に店を出たおばあちゃんも酔っ払い状態。ゆいレールの運行も終わっており、国際通りでタクシーに乗せて帰ってもらった。そういうこちらも、どうやってホテルの部屋に戻ったのか全く覚えていない。覚えているのは、途中でコンビニに寄って水を買ったことだけ。
案の定、翌朝は二日酔いで、午前中はダウン。午後の用事までにはなんとか持ち直したものの、帰京前の観光は首里城にしか行けなかった。次は絶対、海に!



佐久間賢三
仕事が忙しいわけでもないのに、出張以外にどこにも旅行に行かない日々。マレーシアのイポーで過ごした今年の旧正月が楽しすぎて、すでに来年も行くつもり満々でいる。
