カスペルスキーは12月19日、年次のサイバー脅威動向レポート集「Kaspersky Security Bulletin」において、2024年に同社製品が検知したサイバー脅威の数字についてまとめたものを発表した。その概要は以下のとおり。
今年1月から10月までの10カ月に検知した悪意のあるファイルは1日当たり平均46万7000件に上り、前年同期間比で14%増加した。特定の種類の脅威が増加しており、トロイの木馬の検知数が33%増となった。
今回注目すべき点は、同社が設置したTelnet・SSHのハニーポットに対する攻撃元デバイスをホストする国として、日本が5位で初めてランクインしたこと。過去数年の間、わずかながらも一定の上昇傾向が見られるため、今後も注視していく必要がある。
今年も依然としてWindowsが主な攻撃対象であり、Windows向けのマルウェアは今年1月から10月までに検知したマルウェア全体の93%を占める。そのほか、さまざまなスクリプトやMicrosoft Officeの各種ドキュメント形式を介して拡散されるマルウェアファミリーも含め、Windowsを狙うマルウェアは全体の上位3位を占め、一日当たりに検知した悪意のあるファイルのうち6%となった。
前年の同期間と比較すると、検知したWindows向けのマルウェアは19%増加している。最も拡散されたマルウェアの種類は、これまでと同様、トロイの木馬で、33%の急増。また、標的のコンピューターやスマートフォンに他のマルウェアを送り込むように設計された悪意のあるプログラム「Trojan-Dropper」の使用も2.5倍(150%増)になった。
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