OpenTextは11月8日、第3回目となる年次調査「2024年グローバルランサムウェア調査」を発表した。主な調査結果は以下のとおり。
●回答者の40%は、ソフトウェア・サプライチェーンのパートナーから発生したランサムウェア攻撃の影響を受けたことがある、または分からないと答えた。
●過去1年間にランサムウェア攻撃を経験した回答者のうち、62%はソフトウェア・サプライチェーンのパートナーから発生したランサムウェア攻撃の影響を受けており、90%はセキュリティ対策の改善に向けて、今後1年間でソフトウェアサプライヤーとの連携を強化する予定。
●回答者の大部分(91%)は、自社の下流のソフトウェア・サプライチェーン、サードパーティ、および接続パートナーに対するランサムウェア攻撃を懸念。
●Change Healthcare、Ascension、CDK Globalなど、主要な業界ベンダーによる最近の侵害事例により、業界特有の機能停止や損失が発生したことで、サプライチェーン攻撃の影響に対する懸念が高まったかという質問に対して、ほぼ半数の49%がベンダー変更を検討するほど懸念が高まったと回答。
●過去1年間にランサムウェア攻撃を経験した企業を含む回答者の約4分の3(74%)が、自社のソフトウェアサプライヤーのサイバーセキュリティ対策を評価するための正式なプロセスを策定している。驚くべきことに、26%が策定していない、または分からないと回答。
●過去にランサムウェア攻撃を経験した回答者(48%)のうち、73%が過去1年間でランサムウェア攻撃を経験。過去1年間での経験はないと回答した割合は4分の1(25%)、分からないとした割合は2%に留まった。
●中堅・中小企業は大企業に比べてランサムウェア攻撃を経験した割合が高くなっている。過去1年間にランサムウェア攻撃を経験した割合は、中堅・中小企業が4分の3以上(76%)であるのに対し、大企業では70%となった。
●過去1年間でランサムウェア攻撃を経験した企業のうち、約半数(46%)が身代金を支払った。身代金の支払いの31%は100万ドルから500万ドルの範囲で、ほぼ全員(97%)が自社データの正常な復旧に成功。復旧できなかったのはわずか3%だった。
●回答者の過半数(55%)は、脅威アクター(外部の攻撃者)によるAIの使用が増えたため、自社がランサムウェア攻撃を受けるリスクが高まっていると回答。
●回答者の半数近く(45%)は、AIの広範な使用により、フィッシング攻撃が増加したと感じている。ランサムウェア攻撃を経験した回答者の69%は、AIの使用が増えたことでフィッシング攻撃も増加したと感じている。
●クラウドセキュリティは、企業が最も投資している(66%)と回答したサイバーセキュリティ分野。
●2024年には、中堅・中小企業の回答者の62%がクラウドセキュリティへの投資を拡大(2023年は56%)。2022年には、中堅・中小企業の回答者のうちクラウドセキュリティ・ソリューションを使用していた割合はわずか39%だった。
●回答者の大部分(91%)は、企業が自社の従業員に対してセキュリティ意識向上トレーニングやフィッシング・トレーニングへの参加を義務付けていると回答。こうした活動を行っていない企業はわずか9%。2024年には、66%が少なくとも四半期に1度以上の頻度でトレーニングを実施した。
●2023年や2022年と比較すると、企業が従業員に対してセキュリティ意識向上トレーニングへの参加を頻繁に義務付けている。2023年に四半期に1度のトレーニングを実施したのはわずか39%。2022年には中堅・中小企業のわずか24%が、四半期に1度のセキュリティ意識トレーニングを実施した。
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