Sysdigは10月23日、Sysdig脅威リサーチチームによる「2024年版グローバル脅威レポート」を発表した。レポートでは、自動化や新しいクラウド技術への依存の高まりなど、脅威となる攻撃者の戦術の進化に焦点を当てている。その要点は以下のとおり。
●AIリソースジャッキングにより1日あたり10万ドル以上の損失
脅威アクターが盗んだクラウドアクセスを利用して大規模言語モデル(LLM)を悪用するのにそれほど時間はかからず、LLMジャッキング攻撃ではわずか3時間で1人の被害者に3万ドルの損害を与えている。LLMジャッキングを放置すると、1日あたり10万ドル以上の損失が発生する可能性がある。
●500以上の暗号通貨マイニングインスタンスを20秒で立ち上げ
クラウド攻撃の中には、迅速かつ大きな影響を与えるものもあれば、より巧妙に行われるものもある。例えばMeson Networkの攻撃者は、侵害されたクラウドアカウントを使用して、20秒ごとに500以上の新しい暗号通貨マイニングインスタンスを自動化することが可能で、RUBYCARPのようなグループは、10年間にわたって被害者のリソースを吸い上げてきた。
●1500人以上の被害者の認証情報がオープンソースソフトウェアを使用して盗まれる
クラウドが進化するにつれ、攻撃者も進化している。例えば、SSH-Snakeの研究発表から1か月も経たないうちに、CRYSTALRAYの脅威アクターが1500人以上の被害者のアカウント認証情報を収集するために、オープンソースのネットワークマッピングツールを悪用していることが発見された。
レポートでは、拡大する攻撃対象領域と企業が直面する財務的負担についてさらに詳しく説明。パブリッククラウド侵害の平均コストが500万ドルを超え、クラウド攻撃が前年比で154%増加していることを踏まえ、Sysdig脅威リサーチチームは、2025年には世界的なサイバー攻撃による損失額が1000億ドルを超えると予測している。
関連リンク
