日本プルーフポイントは1月23日、2023年12月に実施した国内企業および海外企業におけるEメール認証の調査結果をもとに、eメールの安全性に関して分析を行い、日本における現状と課題、考察をまとめたことを発表した。その概要は以下のとおり。
企業におけるDMARC認証の導入に関して、日経225企業のうち導入している企業は60%。アメリカのDMARCの導入率は92%、イギリスは85%、オーストラリアは87%、フランスは98%、デンマークは100%である一方、日本では日経225企業の半数強がDMARCを導入しているに過ぎず、なりすましメール詐欺対策において、世界の主要企業に大きく遅れをとっていた。
また、DMARCの導入実績がある企業のうち、DMARCのReject(拒否)ポリシーおよびQuarantine(隔離)ポリシーを導入しているのは、日経225社全体の13%にとどまっている。
さらに、欧米やオーストラリアでは主要企業の70%台~100%近くがすでにDMARC認証を導入しているのに対し、中東およびアフリカで50%台~80%台、日本を含むアジアは30%台~60%と地域によって大きな偏りがあった。
2023年12月における各国企業のDMARC導入率は、デンマークがOMXC25企業のうち100%とトップで、次いでフランスがCAC40企業のうち98%、オランダはAEX企業のうち96%、ドイツはDAX40企業のうち93%、アメリカはFortune1000企業のうち92%といずれも日本に比べ非常に高い水準となっている。
プルーフポイントによる日経225企業におけるDMARC分析結果は以下のとおり。
・日本の主要上場企業の96%は、推奨される最も厳しいレベルのDMARCを実施しておらず、40%はDMARCを導入していないため、メール詐欺やドメインなりすまし攻撃に広くさらされている。
・日経225企業の4%は、不審なメールをブロックすることで、推奨される最高レベルのDMARC認証を適切に行っている。
・日経225企業の60%は、何らかの形でDMARCを導入しているが、採用されているDMARCポリシーのレベルは以下のように異なる:
4%がDMARC – Reject(拒否:最高レベルの保護)を使用
9%がDMARC – Quarantine(隔離:メッセージが隔離フォルダに移動)を使用
47%がDMARC – None(モニタリングのみ)を使用
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