レック・テクノロジー・コンサルティングは10月21日、企業向け「サイバー攻撃の防災訓練」の提供を10月から開始したことを発表した。

この訓練は、サイバー攻撃被害からの復旧を支援するサービス「Re:BIRTH」の一環として提供するもので、事業継続に最低限必要なシステムを復旧できるかを実地で確認し、訓練で見つかった課題の改善まで支援する。

訓練では、顧客企業のシステムや業務、その時々の攻撃の傾向を踏まえ、被害を想定したシナリオをレックが作成。あらかじめ復旧対象と、どの状態になれば復旧できたと判断するかを定め、担当者が手順に沿って実地テストを行う。そこでは、保護していたバックアップデータの復元や、別のクラウド環境に必要なシステムを立ち上げる作業などを確認する。

復旧対象は、事業を継続するために最低限、必要な機能を優先して決める。訓練の基本範囲はシステムの復旧確認とし、要望に応じて、担当者が非常時の環境にアクセスする練習なども行う。

訓練で目標に到達できなかった場合や、作業に時間がかかった場合には、その原因や手順上の問題を洗い出す。結果を踏まえて復旧マニュアルや自動化のためのプログラムなどを見直し、次の訓練と実際の被害への備えに反映する。訓練は年1〜2回を一つの目安に継続的に実施する。

「Re:BIRTH」では、訓練を行うための環境整備も支援する。まず、被害後に事業を継続できる仕組みや体制があるかを診断し、不足する点と改善の順序を整理。そのうえで、バックアップを改変・削除から守る保管環境、感染を広げないためのネットワークの隔離・遮断、非常時に使う代替システムなどを構築する。

ネットワーク、クラウド、バックアップなどを専門とするレックのエンジニアが連携し、診断から環境構築、復旧訓練、その後の改善までを支援する。企業規模に対してIT部門の人員や専門知識の確保に課題を抱える企業にも、実行できる復旧の備えを整えることを目指している。

関連リンク

レック・テクノロジー・コンサルティング