ファストリーは9月17日、2025年第2四半期の脅威インサイトレポートを発表し、自動化Webトラフィックの最新動向と規模の変化に関する調査結果を公開した。その概要は以下のとおり。
同期間のトラフィック分析によると、観測されたAIボットトラフィック全体の約80%をAIクローラーが占め、その半数以上がMeta社によるものであり、GoogleとOpenAIを合わせた数値を上回っていた。
また、ChatGPTやPerplexityなどが使用する「フェッチャーボット」も問題となっている。これはユーザーのアクションに応じてWebサイトコンテンツにアクセスするボットで、大規模なリアルタイムリクエストを送信しており、そのボリュームは毎分3万9000リクエストを超えることもある。
トラフィックの急増は、保護されていないオリジンインフラストラクチャーに負荷をかけ、帯域幅を消費し、サーバーを圧迫して、悪意がなくともDDoS攻撃と同様の影響を与える事態となっている。
地域別に見ると、北米におけるAIクローラートラフィックが最も多く、観測された活動の約9割を占めている。欧州、アジア、中南米を含む他のすべての地域が占める割合は、北米と比べて圧倒的に小さく、LLMトレーニングデータセットにおける地理的偏向の拡大を示し、AI モデル出力の長期的中立性に関する課題を提起している。
前四半期の脅威インサイトレポートでは、Fastlyのグローバルネットワーク全体で観察された活動のうち37%が自動化されたボットトラフィックであることが判明した。前回のレポートでは自動化トラフィックの量に焦点を当てたが、今回はそのトラフィックの性質を調査し、AIボットがセキュリティ、パフォーマンス、運用回復力にもたらす影響を分析している。
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