IPA(情報処理推進機構)は9月10日、「情報セキュリティ白書2025 一変する日常:支える仕組みを共に築こう」のPDF版を、書籍版の刊行に先立ち公開した。書籍版は9月30日に刊行予定。白書に掲載されている着目すべき事象の概要は以下のとおり。

2024年以降も引き続き、ランサムウェア攻撃、標的型攻撃、DDoS攻撃などが国内外で多数観測されるとともに、攻撃の手口の巧妙化・洗練化も確認されるなど、サイバー空間における脅威はますます増大している。また、国際情勢がいっそう厳しさを増す中で、地政学リスクに起因するサイバー攻撃や偽情報の拡散など認知領域における情報戦なども観測されている。

生成AIをはじめとするAI関連技術の進展は著しく、サイバー攻撃・防御の双方でAIの利用が進んでいるとともに、サイバー攻撃によるAIシステムへの攻撃や悪用、認知領域への攻撃が懸念されている。

国内では、サイバー対処能力強化法および同整備法、国家サイバー統括室の設置等、「国民生活や経済活動の基盤」と「国家及び国民の安全」をサイバー攻撃から守るための能動的なサイバー防御を実施する体制の整備が進められている。

また、システムの設計段階から脆弱性を除去し、攻撃を未然に防ぐための「セキュア・バイ・デザイン」に向けた取り組み(例えば、JC-STAR〔セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度〕の運用開始や、サプライチェーンのセキュリティ強化に向けたセキュリティ対策評価制度など)についても多くの進展が見られた。

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