チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの脅威インテリジェンス部門であるチェック・ポイント・リサーチ(CPR)は5月21日、2025年4月の最新版Global Threat Index(世界脅威インデックス)を発表した。その概要は以下のとおり。
リサーチャーたちは、AgentTesla、Remcos、Xloader(FormBookが進化したもの)を配信する高度なマルチステージ型攻撃を発見した。
この攻撃では、最初に注文確認メールを装ったフィッシングメールが送られ、被害者は7-Zip形式のアーカイブを開くように誘導される。アーカイブには.JSE(JScript Encoded)ファイルが含まれ、これがBase64でエンコードされたPowerShellスクリプトを起動し、第2段階の.NETまたはAutoItベースの実行ファイルが実行される。最終的なマルウェアはRegAsm.exeやRegSvcs.exeなどの正規のWindowsプロセスに注入されるため、隠密性が高く、検出を回避する可能性も非常に高くなる。
これらの発見は、コモディティマルウェアと高度なノウハウ(トレードクラフト)との融合という、サイバー犯罪における顕著な動向を反映している。かつては低価格でオープンに販売されていたAgentTeslaやRemcosなどのツールが、国家の支援を受けた攻撃者の手口を模した複雑な配信チェーンに組み込まれるようになり、金銭目当ての脅威と政治的な動機を持った脅威との境界線があいまいになっている。
■国内で活発な上位のマルウェアファミリー
4月に最も流行したマルウェアは前月と変わらずRemcosで、影響値は4.44%でした。続く2位と3位も変動はなく、Androxgh0stは2.50%、FakeUpdatesは2.22%に影響を与えた。
■グローバルで活発な上位のマルウェアファミリー
4月に最も流行したマルウェアは前月に続きFakeUpdatesで、全世界の組織の6%に影響を及ぼした。続く2位と3位も前月と変わらずRemcosとAgenTeslaで、影響値はそれぞれ3%だった。
■最も活発なランサムウェアグループ
二重脅迫を行うランサムウェアグループが運営するリークサイト(Shame Sites)のデータによると、4月に最も活発だったランサムウェアグループはAkiraで、リークサイトで公表された攻撃のうち11%に関与していた。SatanLockとQilinはそれぞれ10%に関与していた。
■モバイルマルウェアのトップ
4月に最も流行したモバイルマルウェアはAnubisで、AhMythとHydraがそれに続いている。
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