Fastlyは8月22日、「Fastly 脅威インサイトレポート」(英語版)を発表した(日本語版は近日公開予定)。その概要は以下のとおり。
調査結果によると、複数の企業を標的にソフトウェアの脆弱性を発見して悪用するマススキャン手法によるサイバー攻撃の割合は、2023年の69%から91%に増加しており、攻撃対象がより広範になっていた。レポートでは、WebアプリケーションとAPIセキュリティに関する最新の攻撃の傾向と手法を紹介している。
■レポートの主な調査結果
●攻撃者がマススキャンを実行:NLXソースを発信源とする攻撃の91%が複数の顧客企業を標的としており、19%は100社を超える異なる顧客を標的としていた。2023年第2四半期の69%から大幅に増加した。
●インターネットトラフィックの3分の1以上をボットが占める:グローバルなインターネットトラフィックの3分の1以上が、自動化ツールによって生成されたリクエストに起因しており、トラフィックの約36%はボット、残りの64%は人間のユーザーによるものだった。
●Out-of-Bandドメインの使用が大幅増:3つのWordPresプラグインのCVEの悪用が劇的に増加している。悪意のあるコンテンツのインジェクション、バックドアのインストール、感染したアプリケーションの追跡のため、7つのOOBドメインが使用された。
●存続時間の短いIPアドレスにより検知を回避:NLXに追加されたIPアドレスの49%は、1日だけリスト化されており、平均期間は3.5日だった。攻撃者は検知を回避するためIPを短期間使用しており、多様な脅威を軽減できる適応型セキュリティ制御の重要性が浮き彫りになっている。
●引き続きハイテク業界が標的に:前年の46%から減少したものの、ハイテク業界を対象とした攻撃が37%を占めた。メディア/エンターテインメント(21%)と金融サービス(17%)が上位の標的業界となっている。
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