チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは4月24日、2025年3月の最新版Global Threat Index(世界脅威インデックス)を発表した。その概要は以下のとおり。

ダウンローダー型マルウェアのFakeUpdatesが、引き続き世界で最も広く蔓延しているサイバー脅威となっている。一方、RansomHubによるランサムウェア攻撃も勢いを増しており、ランサムウェア分野における懸念が膨らんでいる。教育・研究分野は依然として世界で最も被害を受けている業界で、マルウェアとランサムウェアの両方において主要な標的となっている。

さらに、FakeUpdatesを配布し、RansomHubによるランサムウェア攻撃につながる新たな侵入キャンペーンが発見された。FakeUpdatesは現在も最も蔓延しているマルウェア。3月には特に、感染したウェブサイト、不正なKeitaro TDS、偽のブラウザ更新通知を使ってユーザーを騙す攻撃手法が目立った。

難読化されたJavaScriptローダーを使用することで、攻撃者はデータ窃取やコマンド実行を行っている。この調査結果は、DropboxやTryCloudflareなどの正規サービスを悪用して検出を回避する、サイバー犯罪者の手口の巧妙化を示している。

また、北米、南欧、アジアの1150社以上と7000人超のユーザーが被害を受けた、大規模なLumma Stealerによるフィッシングキャンペーンも確認された。攻撃者はWebflowのCDN上に約5000件の悪質なPDFを配置し、偽のCAPTCHA画像を使ってPowerShellを起動させ、マルウェアを展開した。

正規サービスを悪用するこの傾向は、検出回避を狙うサイバー犯罪者の新たな戦術といえる。またLumma Stealerは偽のRobloxゲームや、乗っ取られたYouTubeチャンネルで拡散された改ざん済みのWindows Total Commander海賊版とも関連していることが判明している。

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