A10ネットワークスは5月7日、企業におけるAI活用の進展とそれを支えるインフラの成熟度を調査・分析した最新レポート「2025年版AIインフラの現状レポート」の日本語版を公開した。その概要は以下のとおり。
1.AI活用は急速に拡大、しかしインフラは準備不足
多くの企業がAI活用を進める一方で、既存のインフラはAIが要求する大量のデータ処理や急激な負荷変動に十分対応できていない実態が浮き彫りに。
・生成AIをすでに活用している組織:76%
・将来のAIワークロードを支える体制に「自信がある」組織:53%
・自動スケーリングを実装済みの組織:19%
2.AI時代のインフラ課題は「セキュリティ」「スケール」「パフォーマンス」
従来のトランザクション中心のIT基盤では、AIワークロード特有のデータフローと処理要件に対応しきれないケースが増えている。こうした中、AI基盤における主な課題として以下が挙げられている。
・セキュリティ:49%
・スケーラビリティ:38%
・パフォーマンス:38%
3.79%の組織が「18か月以内のインフラ刷新」を計画
AI活用は試行段階を終え、本格的な事業利用フェーズに移行している。先進的な企業は、保守的な延命ではなく、AI前提で設計されたインフラへの刷新を競争力の源泉と捉えている。
・今後18か月以内にインフラの近代化を予定する組織:79%
4.インフラの最新化で重視される3つの領域
現在インフラの最新化を計画している組織は、以下の3つの重要な領域に重点を置いていた。
・インフラ:高性能ネットワーク、インテリジェントなロードバランシング、エッジコンピューティングにより、AIアプリケーションが求める低遅延・高可用性の実現を進めている。
・ハイブリッドクラウド:AIアプリケーションが実行される場所に寄らず一貫したパフォーマンスが求められており、オンプレミスとクラウド間で柔軟にワークロードを移動できる環境によって、一貫したスケーラビリティ・可視性・自動化の実現が進められている。
・セキュリティ:最大の課題でありながら、AI専用の防御策を導入済みの組織は40%のみ。AIデータフローを遅延させることなく保護するセキュリティ対策への必要性が高まっている。
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