前回に引き続き、北海道函館市の出張地元メシ第2弾。初日の用事を済ませると、あとは翌日夜の飛行機の時間まで、まるっとフリータイム♥。というわけで、ホテルにチェックインして荷物を下ろしたあとは、観光からグルメまで、初めての函館を満喫することにした。
“100万ドルの夜景”の由来は?
夕方、まずは函館市電に乗って函館山のふもとへGo! お目当てはもちろん、山頂から見る「100万ドルの夜景」である。

余談だが、「100万ドルの夜景」の100万ドルという金額の根拠をググってみたところ、生成AIによる解答では「約70年前(1950年代)に関西電力の副社長が神戸の夜景を見て、六甲山から見える街の電灯の1ヶ月分の電気代を計算したところ、当時の為替レートで約119万ドルになったことが由来です」とのこと。
しかし、同じくこの金額の根拠を調べた朝日新聞の記事「神戸、函館…きれいな夜景はなぜ「100万ドル」と言われるの?」では、夜景評論家が「神戸の米軍関係者」と「函館にいた外国人船員」の二つの説があり、「スケールの大きさを表すのに『100万』がちょうどよかったのではないでしょうか」と語っていたという。
しかも、この記事は関西電力の副社長が電気代を調べたという説についても触れていて、「同社(注:関西電力)の広報誌に『偶然であるが此(こ)の夜景の呼称百万弗(ドル)に一致する』と書き残している」のだという。つまり、関西電力の副社長が電気代を調べた時には、神戸の夜景はすでに「100万ドル」と呼ばれていたようだ。
閑話休題。山のふもとから函館山ロープウェイに乗り、山頂へ。ここを訪れたのは、まだ日本への外国人観光客の数が今ほど多くない頃だったのだが、それでも、さすがに山頂は国内外の観光客が鈴なりになって眼下の夜景を眺めていた。



“ザ・北海道グルメ”といえる料理ばかり
夜の観光を済ますと、再び市電に乗って繁華街に戻り、街中の居酒屋へ。函館といえば活イカの活き造りである。

あとから調べてみたら、函館でイカといえばスルメイカが有名だそうで、漁期は6月1日〜12月頃まで。しかしこの時、函館を訪れたのは5月半ば。この時期に出回っているのは道南の松前で水揚げされたヤリイカで、スルメイカに比べて身が薄く、甘くて柔らかいのが特徴とのこと。
刺身で食べるのは身だけで、食べ終えた後に店の人に残ったゲソを渡すと、素揚げして出してくれる。生で食べるのとはまた違った柔らかさと味わいで、満足感が増す。

そしてこちらが、これまたこの時期が旬のニシンの刺身。薬味はワサビではなくショウガが合うそう。こちらも身が甘くて絶品。

もう一つの海鮮が、生まれて初めて食べる塩水ウニなるもの。その名のとおり、海水と同じ濃度の塩水に漬けたもので、形を保って日持ちをよくするためのミョウバンを使っていないのだとか。

そして最後は(といっても、食べたのは最初だけど)、北海道産のアスパラガス。

アスパラガスは北海道の収穫量が全国1位で、約14%を占めているそう。この店では茹で、天ぷら、バター炒め、または焼きから選べて、アスパラガスそのものを味わうために、シンプルに茹でを頼んだ。
どれもこれも“ザ・北海道グルメ”といえる料理ばかり。それを自費の旅行ではなく、費用は会社持ちの出張で堪能できてしまう(とはいっても食事は自腹)のだから、やっぱり国内出張はやめられない。
関連リンク
函館市(公式サイト)
函館市電(公式サイト)
函館山(Wikipedia)
「神戸、函館…きれいな夜景はなぜ「100万ドル」と言われるの?」(朝日新聞)
函館山ロープウェイ(公式サイト)
イカ(スルメイカ)(函館市「美味しい函館」)
初めて「塩水ウニ」をトライする方必見!「塩水ウニ」の完全ガイド!「塩水うにとは」(UOGASHI WALKER)
「北海道産のアスパラガスはなぜおいしいの?」(ホクレン)
佐久間賢三
一昨年、昨年と旧正月をマレーシアのイポーで過ごす。今年も行きたかったが、今年の旧正月は2月17日。月の半ばは出張が入ることが多く、断念。気が早いが、来年の旧正月は2月6日(土)。来年は必ずまた訪れようと、心に誓っている。
