カスペルスキーは1月16日、年次のサイバー脅威動向レポート集「Kaspersky Security Bulletin」において、2024年のダークウェブ上の脅威の動向と2025年の予測を発表した。2024年の主な動向は以下のとおり。

・暗号資産(仮想通貨)ドレイナー(ウォレットの暗号資産を素早く流出させるマルウェア)に関して議論するダークウェブ上のスレッドが、2022年比で135%増加した。

・有名なダークウェブフォーラムにおいて、企業データベースに関する売買情報の掲載が2023年比(8月~11月)で40%増加しており、サイバー犯罪者のデータ侵害への注目が高まっている。

・サイバー犯罪者が利用するツールがインスタントメッセージアプリのTelegramからダークウェブフォーラムに戻りつつあり、サービスとしてのマルウェア(MaaS)によって窃取ツールやドレイナーが急増している。

■2025年のダークウェブ市場におけるそのほかの予測

・Telegramからダークウェブフォーラムへの移行:

2024年はTelegram上でサイバー犯罪活動が急増したが、影のコミュニティ活動の場は再びダークウェブフォーラムに戻ると思われる。Telegramチャンネルが次々と閉鎖されているという各チャンネル管理者からの報告が、この動きの背景にある。

・サイバー犯罪グループに対する法執行機関の取り締まり強化:

2024年は世界的な注目度の高いサイバー犯罪との戦いにおいて重要な年となった。2025年はサイバー犯罪グループの逮捕やインフラの摘発、フォーラムの閉鎖が増えると予測。2024年の取り締まりの成功を受けて、犯罪者は招待制フォーラムへの移行など戦術を変える。

・ランサムウェアグループの細分化:

ランサムウェアグループは、より小規模で独立した単位に細分化する可能性があり、追跡が困難になると考えられる。この分散化により、サイバー犯罪者は法執行機関やサイバーセキュリティ企業の監視の目を逃れながら、より柔軟に活動することができる。

・MaaSモデルを通じた窃取ツールとドレイナーの拡散:

この種のマルウェアを使用して窃取されたデータや認証情報が、ダークウェブフォーラムにおいて売買されるケースが増加すると予測。

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