ゼットスケーラーは10月9日、2023年4月から2024年4月までのランサムウェア脅威を分析した「2024年版Zscaler ThreatLabzランサムウェア レポート」を発表した。レポートでは、ランサムウェア攻撃の最新の傾向と標的、ランサムウェアファミリー、効果的な防御戦略などを詳しく解説している。その概要は以下のとおり。

世界および日本において製造業が圧倒的に多く標的にされており、他の業界の2倍以上の攻撃を受けている。ランサムウェア攻撃は一貫して増加しており、データリークサイトに掲載された被害企業の数は、昨年版のランサムウェアレポート発行時以来、58%近く増加している。

■日本におけるランサムウェア攻撃の標的となっている主な業界

・製造(39.47%)

・家庭用電子機器およびコンピューター小売(10.53%)

・テクノロジー(7.89%)

・小売/卸売(7.89%)

・産業機械/設備(5.26%)

・ハイテク(5.26%)

今回の分析でも、米国は他のどの国よりも多くのランサムウェア攻撃を経験し、世界全体のインシデントのほぼ半分を占めた。一方、アジア太平洋地域では、オーストラリアにおいて最も多くのランサムウェア攻撃が成功。次いでインド、日本が僅差でランクインした。

警察庁によると、2024年1月から6月までの間に日本では114件のランサムウェア攻撃が報告されており、そのうち60%以上が中小企業に対するもの。これは、過去1年間、日本において42件のランサムウェア攻撃が成功したというThreatLabzのデータによっても裏付けられている。

■アジア太平洋地域で最もランサムウェア攻撃の標的となった国

・オーストラリア(49.95%)

・インド(5.92%)

・日本(4.09%)

・タイ(3.51%)

・インドネシア(3.26%)。

■ThreatLabzが特定した、日本で最も活発なランサムウェア ファミリー

・LockBit(30.95%)

・BlackCat(別名ALPHV)(16.67%)

・Clop(7.14%)

■2024〜25年にかけて世界的に最も警戒すべきランサムウェアファミリーのトップ5

・Dark Angels

・LockBit

・BlackCat

・Akira

Black Basta

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