Akamai Technologiesは7月17日、最新のレポート「インターネットの現状(SOTI)|削ぎ落とされる収益:WebスクレイパーがEコマースに与える影響」を発表した。レポートでは、Webスクレイピングボットの急増に伴って企業が直面している、セキュリティおよびビジネス上の脅威について詳しく述べている。また、全Webトラフィックの42%をボットが占めており、そのボットのうち65%は悪性であることが明らかにされている。
レポートに記載されている主な調査結果は次のとおり。
●AIボットネットは、フォーマットや場所に一貫性のない非構造化データやコンテンツを探索してスクレイプすることができる。また、実際のビジネスインテリジェンスを使用することで、データの収集、抽出、処理の際の意思決定プロセスを強化できる。
●スクレイパーボットは、製品画像、説明、価格情報を取り込んで、認証情報やクレジットカード情報を盗むことを目的とした偽造品店やフィッシングサイトを作成し、より高度なフィッシングキャンペーンを生み出すために活用できる。
●ボットの使用により、不正な新規アカウントの作成が容易に。最近の調査によると、詐欺による損失の最大50%はこのような不正行為によるもの。
●スクレイピングが悪意を持って行われたか有益な目的で行われたかにかかわらず、スクレイピングを受けた結果として組織が受ける技術的な影響には、Webサイトのパフォーマンス低下、サイトの指標の汚染、フィッシングサイトからの不正な認証情報を使用した攻撃、コンピューティングコストの増加などがあげられる。
この調査レポートでは、スクレイパーボットの緩和戦略を提示し、これらのボットに対する防御を導入すると、Webサイトの動作がどのように高速化および効率化するかを示すケーススタディを紹介。さらに、この種の攻撃が増加していることを踏まえて考慮する必要のあるコンプライアンス上の懸念事項について説明している。
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