Genは9月26日、2025年第2四半期の「脅威レポート」を発表した。その概要は以下のとおり。

今回のレポートの大きなトピックスとしては、世界的に個人情報や金融情報を詐取するために処方薬を販売する5000以上の偽オンライン薬局(通称 Pharma Fraud)の大規模ネットワークが明らかになった。

他にも今回のレポートにおける世界的な特徴は、AIを利用して開発された初のランサムウェアの摘発、データ侵害の21%増加、金融詐欺の340%増加などが挙げられる。さらにGenのリサーチチームは、セクストーション詐欺(性的脅迫詐欺)の100%増加や、Facebook上で拡大するテクニカルサポート詐欺の急増も確認した。

日本では、前四半期と比較して詐欺のリスク比率が1.8%増加し、詐欺は依然として脅威のほぼ半数を占めている。デスクトップでは約半数、モバイルデバイスでは脅威の63%以上が詐欺であり、これは前四半期から29%以上の増加となっている。

レポートのトピックのうち、日本における脅威の傾向については以下となっている。

■日本における脅威の傾向|前四半期比較

2025年第2四半期の日本における脅威情勢は、第1四半期と比較していくつかの顕著な変化が見られた。全体のリスク比率は上昇し、特にブロックされたURL数が増加するなど、攻撃の入り口が多様化していることが示されている。

一方で、ブロックされたファイル数は減少傾向にあり、検知される脅威の種類にも変化が表れている。詐欺関連の脅威が、デスクトップおよびモバイルの両方で増加傾向にある点も大きな特徴となっている。

●URLブロック数の増加

第1四半期の1100万件から、第2四半期には1300万件に増加。前四半期より+16.5%の増加傾向が見られた。

●ファイルブロック数の減少

ブロックしたファイル数は1300万件(第1四半期)→1100万件(第2四半期)と、-11.6%減少。第2四半期は、ファイルよりもURLからのブロック数が多いことが分かった。

●個人情報の監視機能における通知件数が増加

確認した通知件数は50万件(第1四半期)→55万件(第2四半期)と+6.4%増加。個人情報の流出やアカウント不正利用の通知が含まれる。

●デスクトップの主要脅威の順序は変わらず

デスクトップの脅威は、依然として「一般的な詐欺(Scam)」が主要な脅威で、第1四半期の13.1%から第2四半期には12.6%へと減少した。

●モバイルの主要脅威は詐欺とセルフ詐欺が大幅に増加

モバイル環境でも、一般的な詐欺(Scam)が第1四半期の53.6%から、第2四半期には63.3%へと増加した。ユーザーの身近なデバイスがより大きなリスクにさらされている。

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