アバストは2月21日、2023年第4四半期の脅威レポートを発表した。その概要は以下のとおり。
アバストは2023年に100億件の攻撃をブロック。これは前年比49%増という驚異的な数字だった。また、詐欺、フィッシング、マルバタイジングが引き続き全サイバー脅威の75%以上を占めていた。その中で、世界のインターネットユーザーがサポート詐欺に遭遇するリスクは減少傾向ではあるものの、日本は改めて世界第1位となっていた。
サポート詐欺の脅威としては、正規の技術サポート担当者を装った詐欺師が、被害者のデバイスにリモートアクセスし、クレジットカードや銀行口座の詳細などの機密情報を入手しようとすることが挙げられる。これらの詐欺は被害者の信用を得るために信用詐欺の手口を使っており、多くの場合、不必要なサービスの料金を支払ったり、高価なギフトカードを購入したりするよう促す。
技術サポート詐欺の活動は、2023年を通して全体的に減少傾向となっている。サポート詐欺の活動が多く観察されるいくつかの国では、リスク比率が大幅に低下していることが確認された。
今回のランキングでは、直近の前四半期に2位だった日本が首位に立ち、米国、スペインと続いた。前四半期首位だったドイツは、フランスに次ぐ6位。
全サイバー脅威の75%以上を占めている詐欺、フィッシング、マルバタイジングの脅威は、悪質なプッシュ通知やディープフェイクのような新しいAI手法を活用して、被害者を巧妙な手口で、金融詐欺に誘い込む。また今回の四半期では、PDFファイルを利用したマルウェア攻撃や、Googleを悪用して情報を盗む新たな手法の急増が確認されている。
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